プログラム悪戦苦闘日記

はてなダイアリーからの移行(遺物)

AspectJをやってみた

 「やってみた」といっても実際やってみたのは1ヶ月ほど前なんですけどね。C Magazineで特集をやっていたので、そろそろ世間に認知されてきた頃かと重い、ちとやってみることにしました。
 まずは本の入手から。あまぞんで検索してみたら、なんと日本語の本は1冊だけでした。

 「入門」とタイトルについてる本は、たいてい内容が中途半端で役立たずの場合が多いので心配していたけど、けっこうまともで安心しました。インストールの手順もstep by stepでトラブルなくインストールできたし、内容も一つずつきちんと書いてあるし。難を言えば、サンプルが少ないというところか。

 まあ本の内容はともかくAspectJですが、処理の呼び出される側から、呼び出し元を決められるという、手続き型の関数呼び出しとまったく逆ということのようです。つまり、すでに存在している処理にアスペクトを入れ込む(「織り込み(weave)」というらしい)という感じ。
 なんだ、お好みのメソッドに共通の処理(ログの出力やらガード節やら)をいれられる仕組みなのね、と軽くみてたんですが、単にそれだけではないようです。単純に「処理の織り込み」と理解するだけでは不十分なようで、もっと使い方を理解したいなあ、といろいろ検索かけましたが、どれもいまひとつ。まだあまり使われていないのだろうか。そういえば、Yahooに日本語のアスペクト指向メーリングリストがあったと思ったので、そっちを見てみると‥。
 なんとまあ、参加者が200人に達していない。技術系のメーリングリストって小さいところでも400〜500人位はいるんですけどね。うーむ、アスペクトの時代はまだまだ、と言ったところなのでしょうか。仕方ないから、自分でいろいろ遊びながら少しずつ使っていくしかないですね。